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トレーサビリティデータ統合へ日中2社が提携

2020年11月13日 (金)

ロジスティクスLOZI(ロジ、名古屋市中区)は、日中間の貿易で両国のトレーサビリティデータを統合する事業で、中国ハイアールデジタルテクノロジー社(上海市)と提携した。

国をまたぐことで分断される日中間の貿易トレーサビリティを統合するため、互いのトラッキングバーコードを通関後に連携させることで、それぞれが自国の追跡データを統合するという。

中国では10月26日、北京市市場監督行政と北京市商務局が「トレーサビリティデータを保有しない冷凍肉と水産物の販売を禁止する通知」を発令し、今後中国全土に拡大される見通しとなったことから、日本から中国向けに輸出される食品も影響を受けるとみられる。

ロジとハイアールデジタルテクノロジーの両社は、生鮮食品のトレーサビリティ統合を行う前に工業製品や化粧品、アパレルなどの輸出入で追跡データの統合テストを実施する方針で、ロジが日本の物流事業者やサプライヤーとの調整を担う。

日本でハイアールデジタルテクノロジー社のエコシステムパートナーに指定されている長江貿易(名古屋市中区)が、両社の支援や行政との調整を行う。

▲追跡データ統合のイメージ(出所:ロジ)