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神戸港、プラ・非鉄金属の輸出額が過去最高に

2020年11月19日 (木)

調査・データ神戸税関が18日に発表した神戸港の貿易概況(速報)によると、10月の輸出額は4515億円で前年同月比0.3%減だったものの、プラスチックと非鉄金属の輸出額が過去最高となった。精油・香料・化粧品類の輸出額も10月としては過去最高。

10月の神戸港の輸出は、プラスチック(23.2%増)や精油・香料・化粧品類(55.7%増)、非鉄金属(33%増)が大きく増加した一方で、織物用糸・繊維製品(21.1%減)や科学光学機器(37.9%減)、荷役機械(39.4%)の輸出がふるわなかった。

国別では、中国向けが14.6%増となる1231億円で、2か月連続の前年比プラス。中国向けがASEAN向けのマイナスを吸収する形でアジア向けが20か月ぶりに前年比プラスに転じた。

10月の輸入額は12.3%減の2451億円で、主に金属鉱・くず(55.9%減)や、プラスチック(29%減)、医薬品(37.5%減)が減少した。全方面からの輸入が減少しているが、多くの割合を占めるアジアからの輸入が15.1%減少したことが全体に影響した。