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プロロジス、東海市で大型倉庫を地域一体開発

2020年11月24日 (火)

拠点・施設物流施設開発を行うプロロジスは24日、愛知県東海市の中核駅である名鉄常滑線「太田川駅」西側の34.4ヘクタールを整備する区画整理事業に参画し、区域内の7.1万平方メートルの敷地に、延床面積16.4万平方メートルのマルチテナント型物流施設を開発すると発表した。

(出所:東海市)

同社が参画する「東海太田川駅西土地区画整理事業」は、地元地権者で構成される土地区画整理組合が、広域交流、居住、工業、物流などの複合的な機能を組み合わせてまちづくりを行うもの。プロロジスは、新たに開発する大型物流施設の敷地内に、地域の賑わいを生み出す広場を設けるなど、新たな機能や仕組みの導入を検討している。

開発予定地は、名古屋市中心部から15キロ(30分)、伊勢湾岸自動車道・名古屋高速4号東海線が接続する東海ジャンクションから4.3キロに位置し、伊勢湾岸道路から新東名・新名神を利用することで、東西への広域配送も可能な立地。

開発区域西側の西知多道路は、名古屋中心部と中部国際空港をつなぐ地域高規格道路で、2027年の全線開通に向けて整備が進められており、今回の区画整理事業区域に隣接する位置に大田インターチェンジ(仮称)の新設が予定されている。

新設するマルチテナント型物流施設は、延床面積16.4万平方メートルの5階建て。大型車両がダブルランプウェイを使って各階にアクセスできるほか、事業継続性に配慮した最新の防災設備や就業環境を用意するという。

▲事業区域の所在地図(出所:東海市)