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国交省、自動運航船安全設計ガイドラインを策定

2020年12月8日 (火)

ロジスティクス国土交通省は7日、自動運航船の開発・実用化を促すため、安全設計ガイドラインを策定したと発表した。

海事局では、2018年に自動運航船の実用化に向け、技術開発と基準・制度見直しの大枠を示したロードマップを策定し、陸上からの操船やAIなどによる行動提案で、最終的な意思決定者である船員をサポートする「フェーズ2自動運航船」を25年までに実用化する目標を設定。

自動運航船の安全な設計、製造、運航を実施するための環境整備として実証事業を実施し、それぞれのフェーズで留意すべき事項などをガイドラインとして段階的に整備することにしていた。

安全設計ガイドラインでは、設計段階で安全上留意すべきポイントとして、(1)運航設計領域の設定(2)ヒューマン・マシン・インターフェイスの設定(3)自動化システム故障時などの船員の操船への円滑な移行措置(4)記録装置の搭載(5)サイバーセキュリティの確保(6)避航・離着桟機能を実行するための作動環境の確保(7)遠隔制御機能を実行するための作動環境の確保(8)リスク評価の実施(9)自動化システムの手引き書作成(10)法令の順守ーーの10項目を定めた。