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自動運航船、IMOで国際ルール作り加速

2021年5月19日 (水)

ロジスティクス国土交通省はこのほど、自動運航船の国際ルールの策定に向けて、新たに改正や解釈の整理が必要となる海事関連条約などが、国際海事機関(IMO)の海上安全委員会第103回会合で特定されたと伝えた。5月5日から14日まで開催されていたオンライン会合では、優先して検討するべき事項についても整理され、自動運航船の国際ルール作りが一層加速することが期待されるという。

早期導入が期待される「船員の意思決定をサポートする自動化システムを搭載する自動運航船」については、「ほとんど条約改正や解釈が不要」との結論に至ったほか、今後は(1)基準作成に向けた作業計画の策定、(2)自動運航船の定義と自動化レベルの見直し、(3)関連用語の定義策定、(4)「船長」や「遠隔支援センター」の位置付けなど自動運航船固有の優先課題への対応、(5)自動運航システムの適用に関するガイドラインの策定ーーなどの検討に優先して取り組むことが合意された。