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ユニリーバなど36社、プラスチック廃棄削減で合意

2020年12月10日 (木)

環境・CSRユニリーバやウォルマートが加盟する「ザ・コンシューマーグッズフォーラム」のメンバー36社は10日、各社のCEOが主導するプラスチック廃棄物行動連合(PWCA)の枠組みで、プラスチック廃棄物の削減に取り組むことで合意した。

この取り組みは、主要な包装デザインの変更と最適な拡大生産者責任(EPR)プログラムのフレームワーク開発に焦点を当てもので、連合メンバーは、プラスチック包装のデザインに関する「ゴールデンデザインルール」を定め、「合わせて年間収益が1兆ユーロを超える企業がプラスチック使用量の削減とリサイクル性向上のために、包装から問題のある材料、色、ラベルを段階的に排除していく」という。

具体的には、ペットボトルのリサイクル価値を高め、そのプロセスを複雑にするカーボンブラック、PVC(ポリ塩化ビニル)、EPS(発泡スチロール)などの問題のある要素を包装から取り除く。使い捨てボトル、トイレタリー、家庭用クリーニング用品、食品包装、持ち帰り容器などの日用品に、より簡単にリサイクルできる材料の包装が使われることで、消費者が変化を実感しやすくする。

連合メンバー36社の合計売上高は世界で1兆ユーロ(126兆円)以上、世界のプラスチック包装市場に占めるシェアは10%を上回っている。