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韓国、シンガポールへのイチゴ輸出で専用貨物便

2020年12月14日 (月)

国際韓国の農林畜産食品部は10日、シンガポールへ専用の貨物航空機でイチゴを輸出する取り組みで、大韓航空、イチゴの輸出を統括する機関のKベリー、韓国農水食品流通公社の3社・機関が業務協約を交わすと発表した。

シンガポールは韓国産イチゴの主要な輸出先となっているが、新型コロナウイルスの影響で貨物スペースの確保が難しくなっていることから、政府主導で航空機を仕立て、輸出イチゴ農家の課題解消を目指すという。

この取り組みで、大韓航空はシンガポール向けのイチゴ専用航空機を定期運航させるほか、シンガポール以外への路線拡大を目指す。韓国農水産食品流通公社は、公共機関として参加会社の管理と輸出事業の支援を担う。

韓国産イチゴの需要は12月の2週目から来年4月ごろまで続くことになるため、シンガポール向け専用機は週4便のスケジュールで運航される。初便は12月11日で、4月までに合わせて80回、1072トンの輸出を目標に掲げる。

同国農食品部ではこれまでイチゴの輸出拡大のために船舶による試験輸出、7日から15日への鮮度延長技術の開発などに取り組んできたが、イチゴ輸出の99%が航空機によるものとなっている。