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マースク、独デュースブルク港で巨大ハブ施設建設

2020年12月18日 (金)

(出所:APモラー・マースク)

国際APモラー・マースクは17日、世界最大の内陸港湾であるデュースブルク港のログポートVI地区に10万平方メートルの開発用地を取得すると発表した。港湾管理会社との契約交渉は最終段階にあり、近いうちに大規模物流センターの設計・建設に着手する。

ログポートVIの開発プロジェクトは同港の過去20年間で2番目に大きなプロジェクトで、全長500メートルの岸壁を持つ43ヘクタールの土地に、コンテナターミナルなどの物流施設が建設されている。新しいコンテナターミナルは、欧州と欧州内陸部やアジアを結ぶ複合一貫輸送の接続点として機能する。

マースクは、ログポートVIに新設する大規模物流センターを「中央ヨーロッパの主要な物流ハブ」と位置づけており、顧客企業のサプライチェーンの中で、計画系業務と実行系業務が切り替わる在庫拠点「デカップリングポイント」としての役割を果たすという。

港湾管理会社は、「マースクの選択は、大企業の物流がデュースブルク港の物流ハブを避けて通れないことを示している」とコメントを寄せている。