中部運輸局、忠功（岐阜）一宮営に車両停止210日

行政・団体中部運輸局は18日、岐阜県各務原市に本社を構える運送会社・忠功の一宮営業所（愛知県一宮市）に対し、延べ210日間の車両停止処分と文書警告を行ったと発表した。

忠功の一宮営業所は、2018年10月18日に岐阜県郡上市の国道472号線で前方の車両を追い越すために対向車線にはみ出し、対向車と衝突、相手方の運転者を死亡させる重大事故を引き起こし、中部運輸局から監査を受けた。

監査の結果、事業用車両をドライバーの自宅に持ち帰らせていた、乗務時間に関する基準を順守していなかった、点呼を実施していなかった、運行記録計による記録をしていなかった、点呼や乗務の記録に事実と異なる記載をしていた――などの違反が見つかり、延べ210日間の車両停止処分と文書警告、行政処分の個別公表につながった。