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米リネージュ、年内に200拠点で物流情報可視化

2021年1月18日 (月)

国際米リネージュ・ロジスティクス(ミシガン州ノバイ)はこのほど、国際的なサプライチェーン向けに設計された協業型物流ソフトウエアを提供するTurvo(ターボ)と提携し、受注、在庫、輸送、倉庫予約スケジュールなどを可視化する情報基盤「リネージュ・リンク」を立ち上げた。

年内に200か所以上の施設にターボのITサービスを導入し、最終的には北米、欧州、アジア、オーストラリア、ニュージーランド、南米の15か国で330か所以上にのぼる同社拠点の大部分に展開する。

リネージュ・リンクでは、ネットワークを継ぎ目なく接続し、サプライチェーンへの参加者すべての連携、パフォーマンス、効率アップにつなげる。このサービスの導入により、同社は「顧客はかつてないレベルの洞察的知見と管理機能が得られる。より俊敏に情報に基づく決定ができ、場所、受注、在庫、輸送、倉庫予約スケジューリングの全体を可視化することができる」としている。

例えばリネージュの倉庫では、複数の倉庫管理システム(WMS)で顧客サービス要員などの情報を共有したり、単一のリポジトリーにデータを取り込んだりして、複数のアプリケーションに送るための基盤を構築できる。

ターボのスコット・ラング会長兼最高経営責任者(CEO)は「当社はリネージュと協力し、古くサイロ化された技術で作られたサプライチェーンの障壁を取り除こうとしている」と話している。