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ダイムラー、インドでワクチン輸送車発売

2021年1月26日 (火)

国際ダイムラー(独)は現地時間25日、ダイムラー・インディア(印)が新型コロナウイルスのワクチン輸送車「BSafe Express」(Bセーフエクスプレス)を発売した、と発表した。

このトラックは、新開発の冷凍コンテナでワクチンの温度を安定的に保つ一方で、”つながるトラック”として最先端のコネクティビティを備え、遠隔地からワクチンの状況を監視することができる。

冷凍コンテナはマザーサングループ(印)が提供するもので、ガラス強化プラスチックなどの厳選した素材を使用しており、軽量でありながら高い強度、耐水性、耐腐食性、高絶縁性を持つ。また、架装に3週間以上かかるものもある中、96時間(4日間)で組み立てられることも特徴で、短い時間で多くの車両を配備することができる。

コンテナ内部には”つながる”機能としてIoTセンサーが組み込まれており、運行管理者が温度や湿度、衝撃、傾き、改ざんなどを遠隔地から監視可能。必要に応じて温度を調整したり、問題発生時にアラームを鳴らしたりすることができる。

ダイムラー・インディアは自社のトラックを「コールドチェーンインフラの課題に対する完璧なソリューションだ」と評価。「このトラックを使えば、ワクチンを遠隔地まで完璧な状態で届けることができる」とコメントしている。