ベトジェット、アジア航空貨物企業表彰で2部門受賞

ロジスティクスベトナムの格安航空会社「ベトジェットエア」は25日、その年のグローバルキャリア、空港、物流サプライヤーなど、航空貨物市場で最も優れた企業を表彰する「ペイロード・アジア・アワード」で、「ローコストキャリア・オブ・ザ・イヤー」と「ベリーキャリア・オブ・ザ・イヤー」の2部門を受賞したと発表した。

この表彰は、航空貨物業界の国際誌「ペイロード・アジア」社が主催したもので、台頭するEC市場に利益をもたらすサービスにスポットライトを当てている。

「世界的なパンデミックのごく初期段階である20年3月以降の航空貨物戦略での敏捷性が評価され、今年のダブル受賞となった。年間を通じて優れた貨物輸送活動を行い、地域、世界のサプライチェーンでの物流ギャップを埋めるのに貢献したことで、ベトジェットは業界の専門家にその卓越性を印象的に示した」（ペイロード・アジア編集部のジュリアン・ナヴァラ氏）と、20年の優れた貨物輸送が評価された。

同社は昨年、旅客機の一部を貨物輸送用に転用する一方、新たな運航方法を適用して貨物サービスの能力を強化したが、それ以来、国境を越えて6万トン以上の貨物を輸送し、貨物収入は前年比75％増と大きく伸びた。同年にはインターライン契約によってベトジェットの貨物が初めて米国と欧州に上陸。20年の連結財務諸表がプラスとなる数少ない航空会社の一つになるとみられている。