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トラストスミス

ドラレコ映像の個人情報排除、AIのモザイク精度向上

2021年1月28日 (木)

サービス・商品TRUST SMITH(トラストスミス、東京都文京区)は27日、筑波大学大学院の坂本航太郎氏らが考案した「ドライブレコーダー映像から個人情報を取り除くAI」のモザイク精度の向上に成功したと発表した。改正個人情報保護法の公布で個人情報の取り扱いが注目されるなか、ドライブレコーダー映像の汎用的な使用を可能にするもの。

ドライブレコーダーの普及により、交通事故が発生した際の情報記録・処理が容易となってきた一方、記録される映像には顔や車のナンバープレートなど、多くの個人情報が含まれ、個人情報が含まれた映像の公開や他社への引き渡しは「個人情報の流出による、風評被害につながる可能性がある」という声もある。プライバシー保護の重要性が高まる中、個人情報を取り除くことの重要さも増しているといえる。

トラストスミスが発表した「ドライブレコーダーの映像から個人情報を取り除くAI」は、個人の顔面や車のナンバープレートなど、個人情報に関連する要素を自動で認識し、該当部分をモザイクのように自動で消し込む技術で、オンプレミスで映像処理が可能なほか、映像処理の精度が高いという特徴を持つ。

同社は「本技術を活用することで、個人情報の取り扱いの観点で使用が制限されるあらゆる場面で、ドライブレコーダーの映像の取得が可能になる」としている。