事件・事故1日夜、香港から成田空港に向かっていた日本貨物航空(NCA)のKZ258便が成田空港A滑走路に向けて進入中に気流の乱れで着陸をやり直し、19時9分の着陸後、機体点検で胴体後方下部に擦過痕が見つかった。
国土交通省はこの件を重大インシデントに認定。運輸安全委員会が航空事故調査官を派遣して原因を調べる。
NCAによると、貨物の積み降ろし作業は通常通り行われており、これまでに貨物損傷の報告はなく、乗務員にけがはなかった。
今後の運航計画に与える影響については「当該機を当面の間使用できなくなったことで、運航スケジュールの変更があるかもしれないが、現在ボーイング社などと調整している段階」と説明。変更が生じる場合には荷主に知らせ、運輸安全委員会の調査にも全面的に協力していくという。