ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

求荷求車の1月成約運賃、下落傾向に歯止めかからず

2021年2月3日 (水)

調査・データ全日本トラック協会(全ト協)と日本貨物運送協同組合連合会(日貨協連)が1日にまとめた求荷求車情報ネットワーク「ウェブKIT」の1月の成約運賃指数は119となり、2020年12月より4ポイント(P)低く、1年前の20年1月との比較でも7P下回ったことがわかった。

成約運賃指数は19年夏以降、一貫して前年割れが続いており、新型コロナウイルスの流行による運賃への影響が顕在化したことで下落幅は拡大傾向にあるが、依然として歯止めがかかっていない市況を反映したものといえそうだ。

1月末時点の求車登録件数は7万9619件で、1年前に比べて2216件(2.7%)減少した。加入者(ID)数は6060件で増加基調を維持しているが、年度ごとの求車件数をみると20年度は1月までの9か月で70万8092件となっており、18年度の192万7949件、19年度の143万1478件に比べると大きく減少した。1月の成約率は27.5%で前月より9P、1年前との比較でも1.1P上昇している。

成約運賃指数の月別推移(出所:全ト協)