大和物流が岡山市に新拠点、積替え拠点に対応

拠点・施設大和物流（大阪市西区）は3日、岡山市北区に市内2か所目の物流拠点「岡山第二物流センター」を1日付で開設したと発表した。中四国や関西圏をカバーできる山陽自動車道早島IC周辺の物流拠点需要が高まっていることを受け、積み替え拠点にも利用可能な仕様とした。

これまでは岡山物流センター（同区）で県下に拠点を持つ荷主を中心に幅広い物流サービスを提供してきたが、西日本を幅広くカバーできる立地の物流センター需要が高まり、このエリアの物流提案を求める荷主が増えてきたことから、新拠点の開設に踏み切った。

（出所：大和物流）

建物の両面にトラックバースを設け、北側バースは屋内式として天候に左右されることなく積み卸し作業ができる。積替え拠点としての利用を想定し、広い荷捌きスペースを生かして入出荷をスピーディーに実施して納品リードタイムの短縮を図る。

岡山駅まで10キロと市街地にほど近く、同市近郊への配送拠点として最適。早川ICからは6キロ。3キロ離れた岡山物流センター（2000坪）との連携により、繁閑による在庫量の増減への対応、車両や人員の連携による安定的な施設運営を展開するとしている。

具体的な用途として、建材メーカー向けの積替え拠点、中四国エリアに拠点を持つメーカー、小売・流通業者向けの輸配送拠点として運用。開設当初は5割程度のスペースから稼働を開始し、段階的に拡大する。

■施設概要
所在地：岡山県岡山市北区撫川955-5
延床面積：1万332.72平方メートル（3125.65坪）
構造・規模：鉄骨鉄筋コンクリート造・塔屋鉄骨造・5階建て
バース形状：両面バース・低床式
床荷重：1階2.4トン（1平方メートル）、2-5階1.8トン
梁下有効高：1階6メートル、2-4階5メートル、5階5.9メートル
搬送設備：貨物用エレベーター1基（3.5トン）、垂直搬送機2基（2トン）
開設日：2021年2月1日