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内外トランス決算、減収減益も改善基調

2021年2月10日 (水)

財務・人事内外トランスラインが10日発表した2020年12月期連結決算は、7-9月期の苦戦を10-12月期でカバーしたものの、最終的な売上高は222億900万円(前年度比2.7%減)、営業利益は14億1100万円(7.7%減)と減収減益で着地した。

また、創業者である戸田徹会長が3月に開催される株主総会で任期満了に伴い退任するため、役員退職慰労引当金3億円を特別損失に計上したことから、最終利益は22.1%減の8億5000万円にとどまった。

同社は貿易縮小の影響を大きく受け、20年7-9月期までの苦戦を織り込んで10月に業績予想を下方修正したが、10月に入ると需要の回復に伴う世界的な海上コンテナ不足、運賃高騰など、市場環境が変化。同社のようなフォワーダーを介した船腹予約や混載貨物の需要が増えたことから、修正した業績予想を上回る売上となった。

今期は売上高240億円(前期比8.1%増)、営業利益16億2000万円(14.8%増)、最終利益11億8000万円(38.7%増)を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 20/12/通期20/12/3Q20/12/中間20/12/1Q
売上高22,209 [-2.7%]15,934 [-6.3%]10,758 [-4.8%]5,397 [-2.3%]
営業利益1,411 [-7.7%]884 [-19%]613 [-14.6%]345 [16.2%]
最終利益850 [-22.1%]655 [-16.1%]439 [-12.4%]229 [13.4%]
売上高営業利益率6.4%5.5%5.7%6.4%