M&A段ボール・住宅・物流事業を展開するトーモクは1月30日、連結子会社で物流事業を担う伊藤園ロジテム(さいたま市大宮区)の全株式を、飲料大手の伊藤園へ4月1日譲渡すると発表した。
伊藤園ロジテムはさいたま市に本社を置き、運送事業と倉庫業を手がけてきた。トーモクはこれまでグループの運輸倉庫セグメントとして同社を通じた物流機能を保有していたが、今回の譲渡により伊藤園グループの物流体制に組み込まれる形となる。譲渡価格は公表していない。
トーモクは同日発表した2026年3月期第3四半期決算で、物流を含む運輸倉庫部門の売上高が前年同期比4.9%増の345億円、営業利益は同1.9%増の10億7600万円と増収増益を確保した。大手小売業向け物流センターの通年稼働や飲料関連貨物の新拠点開設が取扱量を押し上げた一方、いわゆる24年問題の影響で集車コストは上昇しており、収益環境は楽観できない状況にある。
物流子会社を飲料メーカー本体に戻す形となり、伊藤園側は自社物流の内製化と機動力強化を進める狙いとみられる。一方、トーモクにとっては事業ポートフォリオの整理を通じ、段ボールなど主力分野への経営資源集中が一段と進む構図となりそうだ。
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