財務・人事オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE、シンガポール)が1月30日に発表した2025年度第3四半期決算は、売上高が40億7400万ドル、最終損益が8800万ドルの赤字だった。ジェレミー・ニクソンCEOは、世界情勢の不確実性を背景に「厳しい事業環境」が続いたとしつつ、配船量の規律管理、コスト抑制、ネットワーク最適化で運航の強靭性を高める考えを示した。
同社は新造船の継続的な投入により市場供給が増え、需給が緩んだことにより赤字転落したと分析。特にアジア—北米航路では上期の前倒し出荷(フロントローディング)の反動で荷動きが鈍化し、短期運賃市況が前年同期を下回ったという。アジア-欧州航路も期初は停滞したが、その後は緩やかに回復したとしている。
取扱量は324万5000TEUと前年同期比2%減で横ばい圏だった一方、積載率は主要航路で低下が目立った。北米向け東航の運賃指数は前期からも下落し、供給増が市況の重しとなった。コスト面では燃料油価格(バンカー)が1トンあたり489ドルと前年同期比で低下したが、船費・港湾費の上昇や空コンテナ回送費の増加などが損益を圧迫した。
通期見通しは、売上高166億ドル、最終利益3億1000万ドルを据え置いた。紅海の情勢を踏まえ、引き続き喜望峰ルートを前提にしつつ状況を注視する。米国の関税動向や米通商代表部による港湾関連措置の行方も不確実要因として挙げ、寄港地やローテーションの見直しで定時性の改善を図る方針だ。さらに、プレミアアライアンスとして26年の東西基幹航路の商品を公表し、サービス網の安定化を進めるとしている。
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