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三井E&Sマシナリー、よりエコなヤードクレーン発売

2021年2月17日 (水)

環境・CSR三井E&Sマシナリーは15日、温室効果ガスなどの排出ゼロ化に向けたコンテナ用ヤードクレーン「ニア・ゼロ・エミッション・トランステーナ」を発売した。搭載するディーゼルエンジンを小型化し、二酸化炭素や有害物質の排出を従来のハイブリッド型エンジンに比べて20%から30%低減したもの。小型化によりメンテナンスコストの削減や窒素化合物などのの排出量削減も期待できるという。

三井E&Sマシナリーは、前身の三井造船時代に日本初のコンテナ用ヤードクレーンを製造。2009年に発売した「ハイブリッド・トランステーナ」は、現在までに国内外の270港に納入している。

同社はあわせて、将来的な水素供給インフラの普及を見据え、ディーゼルエンジンを水素燃料電池による電源装置に換装するだけで、その他の電機駆動装置や機械装置に手を加えることなくゼロ・エミッションを実現する、次世代のコンテナ用ヤードクレーンの開発に着手したことも発表した。搭載する電源装置についても開発を進め、2022年度中には実機モデルによる工場内試験を完了させるとしている。