三井E＆S、郵船より排出ゼロ対応クレーンを受注

▲コンテナ用ヤードクレーン（出所：三井E&Sマシナリー）

サービス・商品三井E&Sマシナリーは5日、日本郵船グループのユニエツクスNCT（東京都品川区）より、将来の排出ガスゼロに対応可能なコンテナ用ヤードクレーン4基を受注したと発表した。日本郵船東京コンテナ・ターミナルに設置される。国土交通省などが推進する、主要港湾における脱炭素化の推進策の一環だ。

大型蓄電池と小型ディーゼル発電機セットを搭載。将来の水素社会の到来を見据え、電源装置を水素燃料電池に置き換えることで、最小限の改造でゼロ・エミッションの達成が可能な仕様とした。

コンテナターミナル内の荷役で広く用いられているタイヤ式門型クレーンは、機上に搭載されたディーゼル発電機で得られる電気を動力源としていることから、クレーン稼働における脱炭素化は、港湾業務のカーボンニュートラル実現に向けた課題になっている。