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三井E&S、ヤードクレーン出荷1500台に到達

2020年12月8日 (火)

サービス・商品三井E&Sホールディングスは7日、グループ会社の三井E&Sマシナリーが、マレーシアのウエストポーツ社向けにコンテナ用ヤードクレーン「トランステーナ」4基を出荷し、1968年の初号機から数えて累計出荷台数1500台を達成したと発表した。

同社は、1961年にコンテナクレーンの先駆者である米パセコ社と技術提携し、68年に神戸港摩耶埠頭に日本初のコンテナ用ヤードクレーンを納入、その後88年に技術提携先の米パセコ社を買収した。以来コンテナ物流事業をグローバルに展開し、96年に累計500台、2010年に累計1000台の出荷を達成してきた。

今回4基を出荷した大分運搬機工場は、03年4月に岡山県玉野事業所から移転後、岸壁クレーンを年間36基、コンテナ用ヤードクレーンを年間70基生産する能力を有し、国内外のコンテナターミナルへ出荷できる工場として稼働している。

近年コンテナターミナルの新設や増設だけでなく、遠隔化・自動化の開発も進んでいることから、同社は省エネ型・完全電動型のクレーンや、コンテナターミナルマネジメントシステムの提供に加え、遠隔自動運転クレーンの開発も強化。今後はアフターサービスを含むコンテナターミナルのトータルシステム企業として事業展開していく方針。