ECアマゾンジャパンはこのほど、日本国内の物流拠点にAIを活用した「ディスタンス・アシスタント」を導入した。すでに欧米などの施設で導入しているもので、各スタッフが2メートル以上の距離を確保しながら作業できているか否かをカメラで追跡し、モニターでスタッフ自ら確認できるようにするもの。物流の現場における、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐとしている。
カメラの前をスタッフが通ると、モニターにリアルタイムで映像が表示され、他の人が2メートル以内にいる場合は円形のインジケーターで知らせる仕組み。相手から2メートル以上離れている場合は緑の円、2メートル以内の場合は黄色の円、さらに距離が近い場合は赤の円で示すという。
なお、米国アマゾンはこの技術を一般公開しており、個人や企業は無料でソフトウェアをダウンロードすることができる。