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常陸那珂港区、中央ふ頭で新たな岸壁の供用開始

2021年2月25日 (木)

ロジスティクス国土交通省や茨城県などによると、茨城港常陸那珂港区中央ふ頭において整備を進めてきた水深12メートルの新たな「D岸壁」がこのほど完成し、20日に供用を開始した。24日には第1船として自動車運搬船が入港した。

茨城県などよれば同港区は近年、新興国などの需要増加により建設機械や完成自動車の取扱量が増加。既存施設だけでは業務に支障が生じていたことから、関東地方整備局と同県が新たな岸壁を整備したという。今後は取扱能力の拡大と、輸送コストの削減などを期待する。

なお、同港区についてはさらなる利用促進に向けて、茨城県や複数の荷主企業などが22日にトライアル事業を開始したところ。同港と京浜港を結ぶ内航フィーダー船をチャーターして3往復するもので、京浜港の補完港としての同港の課題やメリットなどを明らかにし、将来のコンテナ定期便誘致などをめざす考え。