国際DHLエクスプレスはこのほど、欧州各地への観光客を主なターゲットとするドイツのコンドル航空とパートナーシップ契約を締結した。同社の4機のボーイングB767型機が、DHLの物流施設があるライプツィヒからケルン、ミラノ、アイルランドのシャノンに向けて貨物便を運航する。契約期間は5月末まで。
コンドル航空は、2019年に経営破綻した英国のトーマス・クックの傘下企業で、同社の破綻後は独立して運航を継続していたが、昨年の4月以降はコロナ禍を受けて使用機材の多くを貨物専用機に改造。一時は保有していた16機のうち14機を貨物用に使用使用して、EC商品や医療用具などを輸送していたという。今後は新型コロナウイルスワクチンも輸送する見通し。