楽天、自走ロボでスーパー宅配サービス実施

（出所：楽天）

ロジスティクス楽天、西友（東京都北区）、横須賀市は3月23日から4月22日までの火・木曜日の10日間、同市の西友馬堀店から住宅地などに、自動配送ロボット（UGV）で商品を配送するサービスを提供する。自動配送ロボットが公道を走行してスーパーマーケットの商品を地域住民に配送するのは、国内では初めてという。

対象地域の住民は、専用サイトから配送先と時間帯を指定して商品を注文するか、同店で購入した商品の配送をサービスカウンターで依頼して利用する。対象商品は要冷蔵・冷凍食品や割れ物などを除く400点で、手数料は無料。

（出所：楽天）

使用するパナソニック製のロボットは長さ115センチ×幅65センチ×高さ115センチで、最高速度は時速4キロメートル。配送先に到着すると電話で到着を知らせ、利用者はロボットの操作パネルに暗証番号を入力して扉を解錠し、商品を受け取る。走行中のロボットは、同市内のICT研究拠点の「横須賀リサーチパーク」から遠隔監視する。

楽天・西友・横須賀市は2019年に、同市が推進する「ヨコスカ×スマートモビリティ・チャレンジ」の一環として、自動配送ロボットによる公園への配送サービスを期間限定で提供。また、楽天と同市は昨年11月に包括連携協定を締結して無人配送に関する研究開発を進めており、12月には実証実験で、ロボットが安全に公道を自動走行できることを確認していた。

楽天･西友、自動走行ロボットの商品配送を初実施