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運輸・通信の倒産、2月は9%増の25件に

2021年3月8日 (月)

M&A帝国データバンクによると、ことし2月の運輸・通信業の倒産件数は前年同月比8.7%増(2件増)の25件で、負債総額は1.1%増の17億9300万円となった。すべての倒産が運輸業者によるもので、集計対象は負債額1000万円以上の法的整理。

全倒産のうち、運輸・通信業の占める割合は2.1ポイント増の5.7%と増加した。負債額上位40社以内に入った運輸業者はなかった。

全国の倒産件数は30.3%減の442件で、2000年以降3番目の低水準。帝国データバンクによれば、コロナ禍が継続しているものの、金融機関による中小企業への資金繰り支援策などの効果が持続していることが考えられるという。全7業種のうち、倒産件数が増加したのは運輸・通信業と不動産業だけだった。