イベントアスタリスク(大阪市淀川区)は9日、アンテナ自体を自律的に動かすことで、RFIDの「読めない」「読み漏れ」を削減する取り組みを進めていることを発表した。コンセプトモデルを「国際物流総合展2021」で展示する。
これまでは、RFIDの「読み漏れ」や「電波が届かない」といった課題に対し、アンテナ数を増やしたり、読み取り対象物品を揺らしたり、電波の反射を利用したりして対応するのが一般的だったが、アスタリスクはアンテナ自体を自律的に動かすことを考案。
アンテナからの読み取り電波とタグとの角度が常時変化し続けるため、電波とタグの最適なタイミングで対象を読み取り、読み漏れを軽減させる。動くアンテナをレールに沿って自走させることも可能で、無人棚卸などの業務効率化に寄与するという。
■動くアンテナの紹介動画