複数ICタグを一括読取り、ゲート型RFIDリーダー

サービス・商品トッパン・フォームズは30日、ゲートに通すだけで複数の物品に取り付けられたICタグを一括で読み取る「ゲート型RFIDリーダー」をマスプロ電工と共同開発し、同日から販売開始すると発表した。

ゲート型RFIDリーダーはトンネル形状の金属筐体に高指向性アンテナから放射される電波を特定エリア内に閉じ込めることで電波漏れを抑制し、ゲート内を通過する複数のICタグを高精度に読み取る。これにより従来バーコードを1点ずつ読み取り行っていた入出庫作業や検品作業に伴う個体管理の省人化を実現する。

（出所：トッパンフォームズ）

また、小型化により省スペースで使用できるほか、軽量のため設置するラインの変更などへの対応も容易な設計とした。アンテナとリーダーが一体化したため、従来のゲートリーダーのような設置工事が不要になり、導入時のコストを抑えた。

トッパンフォームズは、使用するICタグやシステムを含め、ゲート型RFIDリーダー関連で2020年度までに12億円の売り上げを目指す。