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センコーが蓄電池物流に本腰、需要増見込む

2021年3月29日 (月)

ロジスティクスセンコーは29日、蓄電池物流事業に本格参入すると発表した。世界的な脱炭素化の動きを受けた今後の需要増を見込み、独自の蓄電池物流プラットフォームを構築して事業の拡大を図るとしている。現在は10億円程度の売上高を、5年後には100億円規模にまで伸ばす考え。

蓄電池部材工場から配送物流センター、資源回収センター、リサイクルセンター、そして再び工場へと至るサプライチェーン全体を網羅するプラットフォームを、自動車管理システム(TMS)と倉庫管理システム(WMS)とともに構築する。4月にはマテリアル物流営業本部内に専門の営業窓口を設置し、5月頃までには既存・見込み顧客向けにワークショップを開催する。

同社は太陽光発電の普及に伴い、10年前から住宅向けの発電パネルや蓄電池などの輸送を開始。近年は自動車用鉛電池の保管・配送にも取り組み、ノウハウを蓄積しているという。

なお、政府は昨年10月に「カーボンニュートラル宣言」を発表し、2050年までに温暖化ガス排出量の実質ゼロ化を目指すとしたところ。日本国内においても、今後はEV(電気自動車)やスマート住宅などの普及が進むと見られている。

(出所:センコー)