M&Aいすゞ自動車とボルボ・グループは1日、商用車分野で戦略的提携を本格的に開始する、と発表した。昨年10月に締結した基本契約に基づくもので、いすゞがボルボ傘下のUDトラックスの事業を2430億円で取得する取り引きについても「関係当局の承認を得て手続きを完了した」としている。
両社のCEO、社長、役員で構成するアライアンスボードを設置し、アライアンス・オフィスを日本(東京都品川区)とスウェーデン(スウェーデン・イエーテボリ)の両国に設置することで、提携を加速させる。
いすゞとボルボ・グループは今後、それぞれが得意とする領域を相互補完しながら、保有技術とスケールメリットを生かして商用車の既存技術、先進技術開発の協業を進める。いすゞはUDトラックス事業の取得を機に、日本、海外市場で大型トラックビジネスの強化を図る。また都市型物流への対応として、いすゞが得意とする中・小型トラックでも協業を進める。