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商船三井・橋本新社長が就任、入社式で挨拶

2021年4月2日 (金)

ロジスティクス商船三井は4月1日、2021年度の入社式を行い、橋本剛社長が新入社員57人に訓示を行った。その要旨を紹介する。

▲橋本剛社長(出所:商船三井)

■橋本剛社長の訓示(要旨)
私自身、この入社式が社長としての初仕事となり感慨深い。商船三井は20年ぶりにグループの企業理念とビジョンを改定し、今後は新たな経営計画の「ローリングプラン2021」を発表することになるので、背景について説明したい。

これまでは「総合海運企業」を根幹として、企業理念とビジョンを定義していた。今後も海運業が重要であることに変わりはないが、同時に海洋事業・港湾事業・不動産事業といった非海運分野の重要度も増している。総合海運にとらわれずに自身を再定義する、という思いから、新しい企業理念とビジョンの制定に至った。

ローリングプラン2021では、エネルギー効率の改善やLNG(液化天然ガス)・アンモニア・水素といった代替燃料船の開発・導入に真剣に取り組む。近年は環境に対する社会の意識が大きく変化している。海運は人の営みを支える基幹産業である一方、多くの温暖化ガスを排出している現実もある。事業を通じて排出する温暖化ガスを、50年までに実質ゼロにすることを目指す。

これらの変化を支えていくのは皆さんなので、ともに考えながら進んでいきたいと願っている。新型コロナウイルスもやがては終息していくので、アフターコロナのニューノーマルを目指して、一緒に頑張っていこう。