ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

DHLサプライチェーンとの実証で出荷業務効率40%改善

ギークプラス、7月にもロボットシェアリング開始

2021年4月6日 (火)

調査・データギークプラス(東京都港区)はこのほど、DHLサプライチェーン(品川区)とともに倉庫内作業で「ヒトとロボットの最適な協働」に取り組んだ結果、出荷業務効率が40%改善したと発表した。

両社共同の取り組みでは、DHLの大規模保守部品倉庫にロボットを展開。現行の最適化レベルを実現するため、「ロボットや工程に微調整をかける前にロボットの稼働率を観察しながら、12か月間にわたり生産性データを回収・分析」する期間を経て、ギークプラスが受注から発送までの厳しい時間管理、多様な商品サイズ・SKU、DHLの既存の手作業工程などの需要を満たすため、ロボット制御システムをカスタマイズした。

ギークプラスのプロジェクトリーダー、顧義祥氏は「ギークプラスとDHLのユニークなコラボレーションにより生産性改善に効果のある領域が特定された。これには、ロボット回転効率を最適化する出荷業務タスクの集約化と、荷扱い物量増加に対する出荷能力をロボットシェアリングサービスで補完することが含まれる」と説明する。

新型コロナウイルスの影響によるEC出荷量の増加を受け、ロボットの生産性を一段引き上げたいとの要望も高まりつつあることから、ギークプラスでは7月にも「繁閑に応じて柔軟な運用を可能にするシェアリングサービス」の提供を開始する方針。

(出所:ギークプラス)