ロジスティクス紀文食品は13日、国内食品事業で納品先物流センターに支払う物流協賛金と運送費が2021年3月期に前期比7.4%増加し、2億800万円になるとの見通しを明らかにした。同事業の売上増と配送料の値上げが主因だとしている。
物流協賛金は、流通業の配送センターに製品を一括納品することで生じる個店配送や仕分けの負担金とされる費用で、13日に発表した2021年3月期の業績見通しのなかで言及したもの。
ただ、同事業の売上高は新型コロナウイルスの影響が大きかった前の期からの反動増によって52.6%の増収を見込んでおり、増収効果と販促費の減少などと併せて、部門利益は増加する。なお食品関連事業では、新型コロナウイルスの影響で百貨店の共同配送などが大幅に減少したものの、配送価格の改定によって原価を引き下げることには成功しているという。