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佐川急便、集配用軽EVの試作品を発表

2021年4月13日 (火)

ロジスティクス佐川急便は13日、昨年6月に基本合意して以来、ASF(東京都千代田区)と共同開発を進めていた電気軽自動車(EV)のプロトタイプを発表した。佐川急便はこれまでにも、環境に配慮した集配車両として電動トラックなどを導入しているが、自社の意向を盛り込んだ車両の開発は初めて。

サイズは全長3.4メートル、全幅1.47メートル、高さ1.95メートルで、積載可能重量は350キログラム。2人が乗車でき、最高時速は時速100キロメートルに達する。1回で200キロメートルの移動が可能という。

共同開発パートナーのASF社は、生産工場を持たない「ファブレスメーカー」で、設立は昨年の6月。台湾の大型企業の台湾プラスチックグループや、双日などが出資している。

なお、佐川急便を含む宅配大手3社は集配車の電動化に向けた取り組みを進めており、ヤマト運輸は2030年度までに小型集配車の半数にあたる5000台を電動化する考え。日本郵便も三菱自動車の「ミニキャブ・ミーブ・バン」を3月末までに1200台配備する計画を示していたところ。

佐川急便が独自のEV集配車開発へASF社と基本合意