JR3社、北海道・東北新幹線で鮮魚など定期輸送

国内北海道旅客鉄道（JR北海道）、東日本旅客鉄道（JR東日本）、ジェイアール東日本物流（JR東日本物流、東京都墨田区）の3社は、4月15日から北海道・東北新幹線による定期的な貨客混載輸送を開始する。北海道産の鮮魚などを首都圏に輸送するもの。

JR東日本物流が事業主体となり、新函館北斗駅に持ち込まれた鮮魚と駅弁を、新幹線の業務用室内空きスペースに積み込む。東京駅への輸送後は、駅構内の店舗や首都圏の飲食店などに納品する。3社はこれまでにも、新幹線で輸送した地産品を首都圏の駅構内で販売するイベントなどを実施している。

▲北海道・東北新幹線で運用されるはやぶさ（出所：JR東日本）

15日からは、函館市の水産業者2社の朝どれの魚介類を各30箱、午前中に新函館北斗駅を出発するはやぶさ18号・22号で輸送。1年のうち、市場が開場する250日間を対象に毎日実施する。

21日からは北海道キヨスク（札幌市中央区）が製造した駅弁80食を通年で毎日、早朝のはやぶさ10号で輸送する。4・5月にはそれぞれ、ほかの水産業者やデパートを荷主とするスポット輸送も実施する。