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ワークマン、国内900店舗で10万品目の発注自動化

2021年4月21日 (水)

サービス・商品日立製作所は21日、ワークマンが10万品目の発注業務を自動化する新システムの導入を全店舗で開始したと発表した。商品の売れ行きに応じてAI需要予測と自動補充のアルゴリズムを動的に切り替える独自の機能を搭載し、ワークマンはこのシステムの導入によって店舗の働き方改革と欠品抑制、在庫適正化を図る。

ワークマンに導入したシステムの概念図(出所:日立製作所)

日立のAI需要予測型自動発注サービスを3月から2店舗に先行導入し、稼働を開始したもので、在庫回転率が低い品目に対応する「自動補充型」と、在庫回転率が高い品目に対応する「AI需要予測型」の演算方法を併せ持つ。

商品の売れ行きに応じて最適な演算方法をタイムリーに自動で選択したり、切り替えたりすることができる。

ワークマンは同システムを活用し、これまで店舗で1日あたり30分かかっていた発注業務を2分に短縮。今後は全国の「ワークマン」「ワークマンプラス」「#ワークマン女子」を合わせた900店舗に導入先を拡大する方針。

具体的には、11月までにワークマン450店舗に導入し、段階的に国内全900店舗へ展開する。ワークマンはプライベートブランド(PB)商品開発や流通センターの増強を進めており、サプライチェーン全体を最適化する仕組みづくりに向けても日立との「協創」を続ける。