双日とアイシン、高齢者向け乗合バスで弁当配食も

産業・一般双日とトヨタ自動車グループの部品メーカーであるアイシンはこのほど、滋賀県竜王町で高齢者を対象とした弁当の配食・見守りサービス「チョイソコデリバリー」を開始した。両社が共同で全国展開している乗合送迎バスサービス「チョイソコ」を利用して実施するもの。

チョイソコは、複数の利用者が希望する行き先や到着時刻に応じて、専用システムで最適な経路や乗降場所を決定する送迎サービスで、主な利用者は高齢者。新たに開始したチョイソコデリバリーでは、県内の給食事業者が製造した弁当をチョイソコの車両に貨客混載し、独居高齢者が希望する時間帯に配達する。

双日によれば、これまでは同町のデイサービスセンターが、通常のデイサービス業務に加えて高齢者宅への弁当配食と見守りを実施していたが、近年は独居高齢者の増加により供給が追い付かない状況が続いていた。双日とアイシンは同サービスの提供から得たデータをもとに、他地域や他分野の事業への拡大を検討する考え。

▲「チョイソコ」サービスの概要（出所：双日）