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日航、貨物需要取り込み前3月期売上210億円上積み

2021年4月26日 (月)

財務・人事日本航空は26日、貨物事業で旺盛な需要を最大限に取り込むとともに、緊急事態宣言下でも国内線旅客需要が「想定を上回って推移した」として、2021年3月期連結業績予想を上方修正した。

第4四半期(21年1-3月)に入って再び緊急事態宣言が出されたものの、国内線旅客需要が想定を上回って推移したほか、国際・国内貨物事業も旺盛な需要を最大限に取り込むことで増収を図り、売上収益を従来予想から210億円積み増した。

これに対し、営業費用は減少する需要に合わせて機動的に供給を調整し、運航費用などの変動費を抑制。固定費の削減努力も継続した結果、通期EBIT(財務・法人所得税前利益)は220億円、通期の最終利益は130億円増加する。

これらにより、同期の売上収益は4810億円(20年3月期は1兆3859億円)、EBITは3890億円の赤字(同888億円の黒字)、最終損失2870億円(同480億円の黒字)を見込む。