財務・人事日本航空が1日に発表した2020年4-12月期(2021年3月期第3四半期)連結決算によると、貨物郵便事業の売上高は4-12月期累計で909億円(31.5%増)、10-12月期単体で374億円(56.4%増)となった。
同社は旅客機に乗客を乗せずに貨物だけ搭載する貨物専用便を4-12月で1万1378便運航。貨物輸送スペース不足によって、国際貨物の単価が前年比2倍に、国内貨物の単価が1.5倍に高騰している中、他社貨物機を利用するなどして貨物輸送需要を最大限に取り込んだ。
国際線では、パソコン・ゲーム機、電子部品関連の需要が堅調に推移し、自動車関連の需要回復も追い風となった。国内線は巣ごもり消費によって宅配需要が堅調に推移した。
通期は前年比36.4%増の部門売上1250億円を見込む。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)21/3/3Q | 21/3/中間 | 21/3/1Q | 20/3/通期 | |
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売上高 | 356,548 [-68%] | 194,791 [-74%] | 76,391 [-78.1%] | 1,411,230 [-5.1%] |
営業利益 | [ - ] | [ - ] | [ - ] | 100,632 [-42.9%] |
最終利益 | -212,722 [ - ] | -161,226 [ - ] | -93,707 [ - ] | 53,407 [-64.6%] |
売上高営業利益率 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 7.1% |