三菱商事都市開発、新たに3施設の計画発表

拠点・施設三菱商事都市開発は10日、3月31日付で千葉県の野田市七光台、4月28日付で神戸テクノ・ロジスティックパークに物流施設開発用地を取得し、昨年12月1日付で「MCUD神戸西」を着工したと発表した。これらを含む、2021年度以降に完成する物流施設は5施設となる。総延床面積は4.9万坪となる見込み。同社が開発する「MCUD Logistics」シリーズは累計15施設・総延床面積18万坪に上る。

野田市七光台の開発案件は敷地面積が1万1787平方メートル、延床面積が2万3506平方メートルで、完成は2022年冬を見込む。常磐自動車道の柏インターチェンジ（IC）までは12.5キロメートル、東北自動車道岩槻ICまでは18.8キロで、国道16号も近く、首都圏や関東北部の広域配送拠点として利用することができ、近隣の居住人口も豊富であることから、雇用確保の面でも恵まれるという。

神戸テクノ・ロジスティックパークの開発案件は、敷地面積が2万7461平方メートル、延床面積が6万3656平方メートルで、完成は2023年夏を見込む。山陽自動車道と神戸淡路鳴門自動車道の神戸西ICまで1.5キロで、大阪や神戸の中心部などにアクセスしやすく、関西・中国・四国地方への広域配送にも適しているという。

「MCUD神戸西」は、敷地面積6833平方メートル、延床面積1万3666平方メートル。神戸流通センター内に位置し、神戸淡路鳴門自動車道の布施畑ICからは1キロ、阪神高速道路の白川南ICからは3キロでこちらも関西の都市部へのアクセスに優れる。最寄り駅の「総合運動公園駅」は徒歩圏内。住宅地として人気の高い学園都市に隣接しており、雇用の確保が期待できる。完成はことしの12月を見込む。