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渋沢倉庫、20年度は倉庫など好調も減収減益

2021年5月11日 (火)

財務・人事渋沢倉庫が11日に発表した2021年3月期の通期連結決算は、売上高が前年同期比2.2%減の653億2800万円、営業利益が7.2%減の36億2700万円、最終利益が2.3%減の27億5000万円となった。主力の物流事業における新拠点の稼働や、不動産事業の堅調などがあったものの、コロナ禍の影響を受け減収減益で着地した。

物流事業の売上高は2.5%減の595億3500万円で、営業利益は10.1%減の25億2500万円。このうち倉庫業務は新拠点の稼働、国際輸送業務は輸出航空貨物の増加などによりそれぞれ増収だったものの、港湾運送業務と陸上運送業務は減収だった。

今期は売上高2.6%増の670億円、営業利益10.3%増の40億円、最終利益1.8%増の28億円を見込む。なお、同社は11日には新たな中期経営計画も発表し、23年度の目標として売上高730億円、営業利益45億円、営業利益率6.2%を掲げるとともに、30年度には売上高を1000億円、営業利益を60億円に引き上げるとしている。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 21/3/通期 [前年同期比]21/3/3Q [前年同期比]21/3/中間 [前年同期比]21/3/1Q [前年同期比]
売上高65,328 [-2.2%]49,237 [-3.3%]32,763 [-3.9%]16,105 [-4.4%]
営業利益3,627 [-7.1%]3,017 [-8.5%]1,997 [-12.1%]884 [-9.2%]
最終利益2,750 [-2.3%]2,404 [ - ]1,606 [-2.9%]836 [6.5%]
売上高営業利益率5.6%6.1%6.1%5.5%