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渋沢倉庫、物流事業の取扱量増加などで増収増益

2023年5月12日 (金)

財務・人事渋沢倉庫が12日発表した、2023年3月期の通期連結決算は、売上高が前期比9.4%増の785億400万円、営業利益が8.4%増の48億9400万円、最終利益は28.5%減の37億5900万円だった。

物流事業の売上高は9.8%増の725億4900万円、営業利益は11.3%増の37億600万円となった。倉庫業務が、化粧品、機械部品などの保管業務や流通加工業務が増加したことで、売上高は3%増の163億800万円。

港湾運送業務は、船内荷役業務や輸出入荷捌業務の増加で、3%増の68億7千900万円だった。陸上運送業務は、飲料、輸入貨物、機械部品などの輸配送業務が好調に推移し、売上高が6.2%増の335億3200万円となった。

国際輸送業務については、輸入航空貨物の取り扱い増加と為替の円安が寄与したほか、海上・航空運賃単価が高水準で推移したことで、売上高は32%増の127億2千500万円だった。

そのほかの物流業務は、横浜地区でのR&D施設や、その他の物流施設の稼働率向上に伴う賃貸収入の増加で、売上高が34.3%増の31億300万円となった。

24年3月期の通期業績は、売上高が0.6%増の790億円、営業利益が4.0%減の47億円、最終利益は4.2%減の36億円を見込んでいる。