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東海汽船、21年も減収・利益赤字のスタート

2021年5月13日 (木)

財務・人事東海汽船が13日に発表した2021年12月期第1四半期(1月-3月)の連結決算は、売上高が20億600万円(前年同期比7.9%減)で、前年同期に続き各利益が赤字となった。営業損失は1億5800万円(前年は4億5400万円の赤字)で、純損失は1億8100万円(3億3200万円の赤字)。

コロナ禍による旅客数の大幅減が理由で、前年同期に比べて損失額は縮小した。貨物部門については堅調で、取扱量は7万7000トン(2.7%増)。輸送量が増加している、生活関連品目の集荷効率向上などに取り組んだという。

■小笠原海運を連結子会社化
なお、同社は13日に開催した取締役会で、持分法適用関連会社としていた小笠原海運(東京都港区)の連結子会社化を決議した。共同出資会社として東海汽船と同じく50%の株式を保有している日本郵船から1%を取得する。理由については「さらなるシナジーが発揮できる体制づくりを目指す」としている。

東海汽船はこれに伴い、2月の2020年通期決算発表時に公表した今期の業績予想を一旦「未定」とした。連結子会社化の影響を精査するためで、新たな予想は精査が終わり次第公表するとしている。2月時点では、売上高が15.6%増の103億7000万円、営業利益6000万円、純利益5000万円としていた。

東海汽船、20年通期は売上2割減・各利益赤字に