財務・人事東海汽船が15日に発表した2020年通期(1月-12月)の連結決算は、売上高が89億7000万円(前年比19.3%減)で、各利益項目は赤字となった。営業損失は4億1500万円(前年は7300万円の赤字)で、純損失は3億2800万円(2400万円の黒字)。新型コロナウイルスの感染拡大により、旅客数が前年の半分以下となったことが大きく影響した。
一方、貨物部門については堅調で、取扱量は5.8%増の29万1000トン。島しょ部における公共工事の増加に伴い、工事関連品目の取り扱いも拡大した。
なお、2021年12月期については売上高15.6%増の103億7000万円、営業利益6000万円、純利益5000万円を予想。上半期までは引き続き各利益項目が赤字となる見込みだが、引き続き全部門でコスト削減に努めるとともに、コロナ後の市場回復に期待する。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)20/12/通期 | 20/12/3Q | 20/12/中間 | 20/12/1Q | |
---|---|---|---|---|
売上高 | 8,970 [-19.3%] | 6,792 [-21.5%] | 3,846 [-25.1%] | 2,178 [-9.6%] |
営業利益 | -415 [ - ] | -319 [ - ] | -962 [ - ] | -454 [ - ] |
最終利益 | -328 [ - ] | -132 [ - ] | -701 [ - ] | -332 [ - ] |
売上高営業利益率 | -4.6% | -4.7% | -25.0% | -20.8% |