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サンリツ通期3割減益、工作機械の取扱い減少響く

2021年5月13日 (木)

財務・人事サンリツが13日に発表した2021年3月期の連結決算は、運輸事業と倉庫事業が増益となったものの、主力の梱包事業で上期に工作機械の取り扱いが大幅に減少したことが響き、売上高152億1000万円(前期比7.4%減)、営業利益5億9900万円(27.9%減)の減収減益で着地した。

梱包事業部門は、下期に半導体製造装置の取り扱いが増加したものの、工作機械の大幅な減少が影響し、部門売上104億1400万円(9.7%減)、部門利益10億2500万円(14.1%減)の減収減益。

運輸事業部門は取り扱いが減少するも、外注費を減らして原価率を改善し、部門売上21億5600万円(13.1%減)、部門利益1億400万円(4.3%増)の減収・増益につなげた。

倉庫事業部門は、外部賃貸倉庫で小型精密機器の取り扱いが増加するなどして、部門売上23億7500万円(12.4%増)、部門利益5億1800万円の増収増益で着地した。

今期は会計基準が異なるものの、売上高162億円、営業利益10億円の大幅増益を見込む。