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ベルギー日通、現地2空港で新たな輸送サービス

2021年5月27日 (木)

▲往復輸送するチャーター機(出所:日本通運)

国際日本通運は27日、海外現地法人のベルギー日本通運が欧州日本通運との連携により、同国のリエージュ空港とオステンド・ブルージュ国際空港の2空港で、それぞれ新たな輸送サービスを開始したと発表した。欧州での輸出入ゲートウェイ機能を強化する。

ベルギー東部に位置する貨物専用空港のリエージュ空港では4月16日に、リエージュ‐成田間の往復輸送チャーターサービスを利用して航空輸出入業務を開始した。なお、ベルギー日通はリエージュ地域に進出した初の日系フォワーダーで、空港貨物地区内にはオフィスを開設し、コンテナフレートステーション(CFS)を有している。

ベルギー西部に位置するオステンド・ブルージュ国際空港に関しては5月8日から、カタール航空との週1便の旅客貨物便チャーター契約により、ニューヨークのジョン・F・ケネディ空港への往復輸送チャーターサービスを開始。周辺エリアへの集荷・配送にも対応するとしている。

両サービスともに、欧州の物流の中心部に位置するベルギーの地理的なメリットを生かし、フランスやオランダなど周辺国の貨物輸送需要も取り込む考え。コロナ禍における慢性的な航空貨物スペース不足に対応するとしている。