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南相馬市にmRNA医薬品工場建設へ、世界へ供給

2021年5月28日 (金)

拠点・施設創薬プラットフォーム事業を展開するアクセリード(神奈川県藤沢市)は28日、米国のmRNA医薬品開発企業のアークトゥルス社と共同で設立した合弁会社のアルカリス(千葉県柏市)が、福島県南相馬市でのmRNA医薬品製造工場建設を決定したと発表した。

2023年から稼働し、全世界を対象にmRNAワクチンや治療薬の原薬の提供をめざす。mRNAワクチンは米国のファイザー社やモデルナ社が提供している新型コロナウイルスワクチンとしてその名を知られる。

アルカリスはmRNA医薬品の受託製造開発事業を展開しており、同工場をアークトゥルス社の開発パイプラインの製造拠点と位置付け、世界中の製薬会社や創薬ベンチャー、研究機関などにmRNAワクチンなどを安定供給する考え。なお、アークトゥルス社が開発中の新型コロナウィルス用mRNAワクチンの「ARCT-021」は、現在使用されているmRNAワクチンとは異なり、1回接種で冷蔵保存が可能という。