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物流連、海外物流戦略WTがウェブ講演で情報収集

2021年5月28日 (金)

国際日本物流団体連合会(物流連)は27日、物流事業の海外進出に関する課題を官民が連携して検討する海外物流戦略ワーキングチーム会合を全日通霞が関ビル(東京都千代田区)で開催した。国土交通省や会員企業から39人が出席し、うち16人はオンライン参加だった。

例年は現地視察によって海外へ進出する際の課題を検討してきたが、コロナ禍によって海外渡航が困難なため、2021年度はウェブを活用して海外の専門機関や進出企業にヒアリングし、現地の物流実態調査を行うことにしている。

今回は日本ASEANセンターから石田靖氏を講師として招き、ASEANの概況、特にメコン諸国(ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナム)の情報について聴講した。

(出所:物流連)

石田氏は、メコン諸国の基礎情報、新型コロナウイルスの影響、グローバルサプライチェーンの見直しなどに触れた上で「タイを除く4か国はGDPがASEAN諸国の中でも低く、貿易も中国に依存しているが、近年経済成長が目覚ましく海外からの投資も増加し、将来の可能性に富んでいる」ことなどを報告。

また、日本政府の支援政策「グローバルサプライチェーン多元化事業」が、ベトナムを中心に数多く採択されていることや、今後の成長が期待されるコールドチェーン事業、M&Aの状況、ECなどにも触れた。