ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日本郵便ECモールへの出店業務代行サービス開始

2021年6月11日 (金)

ECECビジネス支援のトゥルーコンサルティング(東京都港区)は、日本郵便のECモール「郵便局のネットショップ」への出店業務を代行するサービスを始めた。

郵便局のネットショップは、食品や贈答品、キャラクターグッズなどに強みを持ち、他のECモールと差別化を図っている。しかしながら、ECモールへの出店に必要な知識やノウハウを持ち合わせていない企業もある。そこで、トゥルーコンサルティングがこうした手続きを代行することにより、食品を中心とした出店希望者の参加を促し、モールを活性化させる狙い。

ところで楽天とのその後はいかに

JP関連の情報でECとくれば、「おっ! 楽天とのその後に、何か大きな動きがあるのか」と期待してしまう。「JPの独自ECモール」という存在自体が、今となってはパートナー間での機能重複や、それぞれの役割分担などに関する言葉とともに、やや違和感を禁じえない、というのが正直な感想だ。

裏を返せば、携帯基地局設置やDXに関する協業以外の、JPと楽天の化学反応については、周辺事業者の誰もが注視しているだろうし、ブレなく的を射れば、EC業界の地図が書き変わる可能性を秘めている。なぜなら過疎地にまで配達網を持つJPの物流機能に、楽天が素直に乗れば、それだけでEC事業者としての大きなアドバンテージを有することは自明だからだ。

第三者的には誰もが「材料はすべて出尽くしているのだから、一刻も早く行動を起こせばよいのに」と考えているではないだろうか。JPの腰が重いのは想定済みなのだから、「そこは楽天が急かして引っ張って、市場になだれ込むべきではないのか?」と独り言が出てしまうほどもどかしい。(永田利紀)